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保険診療など
健保(社保・国保)に加え、自賠責保険、労災保険、労災アフターケアの取り扱い。精神・身障等各種手帳対応
頭痛は多くの人々が一度は経験したことがあると思います。
風邪で頭痛は一般的ですし、ストレスで頭痛がするという方も多くおられます。
ともあれ、ずっと続く頭痛や朝必ず起こる頭痛、急に今まで経験したことのない激しい頭痛などについては医師による迅速な診断、治療が必要です。
風邪や肩凝りに伴って、こめかみや後頭部に鈍い頭重感や持続痛、圧痛を認めます。副鼻腔炎や歯根部の炎症、疲れ目などによるものもあります。たいていは頸部筋の緊張からの痛みを頭痛として感じているもので、『筋緊張性頭痛』という診断がつく場合がほとんどです。
日中の緊張ばかりでなく、夜間睡眠中の食いしばりや歯ぎしりが原因の場合もあります。治療は頭痛時の頓服処方の選択と原因にたいする治療を行います。食いしばり(噛み締め呑気症候群)や交合異常、う歯が原因の場合など、当院での投薬、カウンセリングに加えて、提携歯科での治療を併用します。
古典的『片頭痛』の場合には、周囲がちかちかして中心が暗いもの(閃輝暗点)が視野に現れ、吐き気、ときに失神。それに引き続いて烈しい拍動性の頭痛が左右どちらかの頭部や目の奥にずきんずきんと感じられるものです。
患側に結膜充血や鼻閉を伴う場合があります。脳自体は痛覚はないので脳外や副鼻腔、硬膜の血管の攣縮とその後の拡張が原因です。持続は数時間で、寝たら翌日は直っていたり、原因としてヒスタミンやセロトニンの腸脳循環の異状が仮説とされているように、過敏性腸症をおもちの方などは下痢したら治ったなどということもあります。
治療はトリプタン製剤などの特効薬を医師の処方で頓服。ストレスや疲れを溜めない工夫をしていきます。日常的に眩しさや視覚過敏を伴う場合など、最近では頭痛予防薬もあります。担当医師によくご相談ください。
尚、片頭痛の6割以上は閃輝暗点の症状なく拍動性頭痛に持続性の筋緊張性頭痛を合併したもので、『混合性頭痛』と診断されます。治療は両方の治療を組み合わせて行いますが、以上は予後良好です。
最近、朝起き抜けにいつも鈍い頭重感があるが、起きてしばらくすると和らいでくるというような頭痛は、要注意です。脳圧の上昇が症状として現れている可能性が高く、このような場合、医師は脳腫瘍を疑います。
脳腫瘍は必ずしも悪性のものばかりではないのですが、早急に画像検査を受け脳外科治療をうける必要があります。
◼︎ご案内
また当院では、詳しい検査が必要な場合、救急対応や総合的な検査が可能な病院に紹介させて頂くことも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
数年周期で周期的に発生し、頭痛のうちでも最も痛みが強いともされます。痛む部位は眼球の奥です。発症のメカニズムについてはまだ明らかにされていませんが、やはり頭部の血管の拡張が関わっていると考えられています。
数週間または、1か月から3か月に渡る「群発期」に毎日のように決まった時間に発症する特徴があります。重度の自律神経神経失調が背景にある場合があります。
大後頭神経や三叉神経の炎症や神経痛が頭痛の原因の場合があります。治療には原疾患の治療が優先されます。
てんかんに伴って、発作前後に頭痛を認める場合があります。治療は原疾患の治療に準じます。また、稀ですが、片頭痛に脳波異常やけいれんを伴う場合など、抗てんかん薬投与が有効な場合があります。